ようやく坂東玉三郎さんの舞鑑賞

どんよりと曇った金沢です。日本海側の空は鉛色とよく言われますが、パリで見た冬の空もグレー、でも、空が高いので鉛色と言う重い表現は合いません。鉛色って、どよよーんと来ますよね、だから、これから「今日の金沢の空はグレイッシュ♪」って言おう。

朝晩は本当に寒くなり、アトリエ前の欅もだいぶ葉を落としました。
きのうは、坂東玉三郎さんのシネマ歌舞伎「鷺娘」鑑賞と解説、その後トークショーを堪能して来ました。玉三郎さんは、もう鷺娘を舞う事は無いので、こうして、新しく音を入れなおしたものを映画で見られるのはとってもよかったです。衣装は１７キロもあるそうです。ずっとずっと見たかったので、大画面で見られてお話も聞けて、とっても幸せでした。


トークショーもひと言ひと言を考えながら丁寧にお話され、その生き方にとっても共感しました。ひとつの道を究めた方のお話は本当に深く、為になります。又、この日は妙上寺蔵の長谷川等伯の涅槃図を鑑賞することも出来ました。加賀友禅大使の方々も何人かいらしていて、会場が華やいでいました。


夕方からは「全国着物ファンの集いin金沢」の送迎に。３００人を超える着物の女性は圧巻で、皆さんの素晴らしい着物、コーディネートはとても勉強にもなり、美意識の勉強にもなりました。


全国の方たちと写真を撮り、歓談をしたあとは、演歌歌手葵かを里さんの歌を聴きました。兼六園と石川門を描いた加賀友禅をお召しの葵さんは、いしかわ観光特使、加賀友禅特使でもいらっしゃるので、「金沢茶屋街」の時は、加賀友禅大使も舞台に上がり、ご一緒に歌の振りをサビのところだけ(^^♪　葵さんは日舞の名取でいらっしゃるので、振りがとってもきれいなのです。


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